2014.3.21
「うつつうつら」(2007.5)
「初子さん」2004年第99回文學界新人賞受賞
初子さんは勉強はできないが(定時制高校卒業に5年)、洋裁の腕を持っている。田舎から京都にでてきて洋裁で生計をたてながら一人暮らしをしている
初子さんのお母さんは大工のオットをなくして以来、一人で3人の子供たちを育ててきた。
おかずがたりないとき、「さつまいも」を食卓にのせた。息子・稔は「またさつまいもか」という作文を書く。おかあさんは「そうや、またさつまいもや」という。お母さんは「人は日常の繰り返しに堪える力を持たねば活けない」と思っている。だから「そうや、また、さつまいもや」・・日常はいつ壊れるかわからないから・・。
「うつつうつら」
「わて、実はパリジェンヌですねん」・・P77
赤染晶子(あかぞめ あきこ、1974年 - )は、日本の小説家。京都府舞鶴市出身。本名・瀬野晶子。大学院ではブレヒトを研究した。ペンネームは赤染衛門に由来する。
略歴[編集]
京都外国語大学外国語学部ドイツ語学科卒業、北海道大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士課程中退。
2004年、「初子さん」で第99回文學界新人賞受賞。
2010年、「乙女の密告」で第143回芥川賞受賞。
作品リスト[編集]
『うつつ・うつら』(2007年、文藝春秋)
初子さん(『文學界』2004年12月号)
うつつ・うつら(『文學界』2005年10月号)
『乙女の密告』(2010年、新潮社) 乙女の密告(『新潮』2010年6月号)
『WANTED!! かい人21面相』文藝春秋、2011 恋もみじ(『文學界』2006年12月号)
少女煙草(『文學界』2009年4月号)
WANTED!! かい人21面相(『文學界』2011年2月号)
赤染晶子 - Wikipedia