2014年01月29日

池澤夏樹「キップをなくして」

2014.01.27

K「キップをなくして」(2005)

東京駅から出ようとしたイタルは、キップがないことに気が付いた。キップがない! 「キップをなくしたら、駅から出られないんだよ」。女の子に連れられて、東京駅の地下で暮らすことになったイタルは。
内容(「BOOK」データベースより)
改札から出ようとして気が付いた。ないない、キップがない!「キップをなくしたら駅から出られないんだよ」。どうしよう、もう帰れないのかな。キップのない子供たちと、東京駅で暮らすことになったイタル。気がかりはミンちゃん。「なんでご飯を食べないの?」。ミンちゃんは言った。「私、死んでいるの」。死んだ子をどうしたらいいんだろう。駅長さんに相談に行ったイタルたちは―。少年のひと夏を描いた鉄道冒険小説

Amazon.co.jp: キップをなくして (角川文庫): 池澤 夏樹: 本

池澤夏樹(いけざわ なつき、1945年7月7日 - )は、日本の小説家、詩人。翻訳、書評も手がける。日本芸術院会員。

文明や日本についての考察を基調にした小説や評論を発表している。翻訳は、ギリシア現代詩からアメリカ現代小説など幅広く手がけている。 各地へ旅をしたことが大学時代に専攻した物理学と併せて、池澤の作品の特徴となる[1][2]。また、詩が小説に先行していることも、その文章に大きな影響を与えている[3]。

声優の池澤春菜は娘。

北海道帯広市出身。マチネ・ポエティクで同人だった原條あき子(山下澄、1923年 - 2004年)と福永武彦の間に、疎開先の帯広で誕生した。1950年、両親が離婚し、1951年母に連れられて東京に移る。母はその後再婚して池澤姓を名乗ったため、池澤は実父について高校時代まで知らなかったという。

都立富士高校卒業後、1963年に埼玉大学理工学部物理学科に入学。1968年中退。ハヤカワミステリーの短編やテレビ台本、『リーダーズダイジェスト』の記事の翻訳などをしていた。1972年に、お茶の水女子大学を卒業し、日本航空に勤務し始めたばかりの直美と結婚(のちに池澤と離婚後元国際基督教大学教授で弁護士のThomas J. Schoenbaumと再婚し、池澤ショーエンバウム直美を名乗る)。直美が勤める日本航空の社員割引制度を使い、南太平洋を中心に各地へ旅をするなど、世界各地を割安で旅行できた[4]。

ロレンス・ダレルの弟のナチュラリストであるジェラルド・ダレルが少年時代を回顧した、ギリシアを舞台にした『虫とけものと家族たち』『鳥とけものと親類たち』『風とけものと友人たち』を1974年から翻訳している。これがきっかけで、1975年にギリシアに夫婦で移住、3年間同地で過ごす。直美は在ギリシア日本大使館に勤務し、ギリシア在住の間に娘の春菜が生まれる。

『ユリイカ』の当時の編集長・三浦雅士の誘いがきっかけで、『ユリイカ』に詩を掲載[5]。帰国後、初の詩集『塩の道』を出版。1979年より『旅芸人の記録』(監督テオ・アンゲロプロス)の字幕を担当、これがきっかけでアンゲロプロスの作品の字幕を担当する。

1984年5月号『海』に長編小説「夏の朝の成層圏」を発表、1987年中央公論新人賞を受賞した小説「スティル・ライフ」で、1988年に第98回芥川賞を受賞。

1993年に沖縄に移住。1999年7月に直美と離婚。直美との間には春菜とその妹の2女がある。同年8月、歳の離れた編集者と再婚し2児をもうけた。2005年にフランスのフォンテヌブローに移住。2009年に北海道札幌に移住。「ぼくが生まれて育ったのは北海道である。梅雨がないことで知られるとおり、最も乾燥した土地だ。フランスを離れて日本に帰ろうかと思った時、同じ空気の中に住みたいと思って、札幌に決めた。ここの今日の湿度は六八パーセント。やっぱり乾いている。」と本人のブログで述べている。

小説では『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、『花を運ぶ妹』で毎日出版文化賞、『すばらしい新世界』で芸術選奨、『静かな大地』で親鸞賞などを受賞。また、随筆では『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞(随筆・紀行部門)、評論では『楽しい終末』で伊藤整文学賞(評論部門)を受賞。2007年紫綬褒章受章。

『むくどり通信』シリーズなどの随筆もある。2010年、北海道新聞や中日新聞、東京新聞、北陸中日新聞、西日本新聞及び中国新聞に、小説「氷山の南」を連載。

2001年9月11日アメリカでのアメリカ同時多発テロ事件の直後から『新世紀へようこそ』というメールコラムを100回にわたって発信し、その後メールコラムは『パンドラの時代』、『異国の客』へと移っている。2002年11月にはイラクを訪れ、現地の普通の人々の暮らしを伝える『イラクの小さな橋を渡って』(写真・本橋成一)を緊急出版した。

池澤の個人編集の河出書房新社の『世界文学全集』全30巻が2007年11月より刊行された。

小説や評論が国語の教科書など教育現場において採用されることも多く、『スティル・ライフ』は2002年度の大学入試センター試験国語T・国語Uの追試験問題で出題された(過去問題集では池澤の意向で文章は省略されている)。

2011年第145回をもって、1995年第114回から務めた芥川賞の選考委員を辞任。

2012年現在、谷崎潤一郎賞、読売文学賞選考委員。

池澤夏樹 - Wikipedia

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posted by りょうまま at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 池澤夏樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする