2016年04月06日

辻村深月「朝が来る」「盲目的な恋と友情」「オーダーメイド殺人クラブ」「光待つ場所へ」「ネオカル日和」「鍵のない夢を見る」

2016.4.4〜

40「朝が来る」(2015.9)

誰かの中で守られてきた自分像”によって救われることもあるのではないか、ということでした。大体が悪い方向に作用する思い込みのようなものが、思いがけず人を救ったり、そこが拠り所になったりすることもあるんだなと。
辻村深月さんインタビュー | BOOK SHORTS

出産を巡る女性の実状を描く社会派ミステリー
親子3人で平和に暮らす栗原家に突然かかってきた一本の電話。電話口の女の声は、「子どもを返してほしい」と告げた――。

内容(「BOOK」データベースより)
「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった…。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長篇。

辻村/深月
1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
朝が来る | 辻村 深月 | 本 | Amazon.co.jp




2014.9.30

盲目的な恋と友情」(2014.5)

これが、私の、復讐。私を見下したすべての男と、そして女への――。

一人の美しい大学生の女と、その恋人の指揮者の男。そして彼女の醜い女友達。彼らは親密になるほどに、肥大した自意識に縛られ、嫉妬に狂わされていく。そう、女の美醜は女が決めるから――。恋に堕ちる愚かさと、恋から拒絶される屈辱感を、息苦しいまでに突きつける。醜さゆえ、美しさゆえの劣等感をあぶり出した、鬼気迫る書下し長編。

辻村深月『盲目的な恋と友情』|新潮社


辻村深月 おすすめランキング (160作品) - ブクログ

2014.5.3(土)「オーダーメイド殺人クラブ」中学二年のふたりが計画する「悲劇」の行方
親の無理解、友人との関係に閉塞感を抱く「リア充」少女の小林アン。普通の中学生とは違う「特別な存在」となるために、同級生の「昆虫系」男子、徳川に自分が被害者となる殺人事件を依頼する。Amazon.co.jp: オーダーメイド殺人クラブ: 辻村 深月: 本

中学二年生の四月、小林アンは突然友人たちから無視される。同級生の昆虫系(イケてないキャラ物男子)、徳川の言葉をきっかけに仲直りするが、「リア充」の、クラス内ヒエラルキー上位の女子グループの“世界の狭さ”に違和感をおぼえる。
実は、死の香りがする「退廃的な美」に強く惹かれ、独自の世界観に誇りを持っているアン。美術部の徳川が書いた絵「魔界の晩餐」にも強く惹かれていた。ある日、その徳川が河原で動物をふみ殺しているような現場を遠くから目撃。気になったアンは徳川に近づき、話をするうちに、お互いの中に共通するセンスを感じる。
母親の無理解、友人たちとの関係に、絶望にも似た閉塞感を抱くアンは、自分の美意識を理解できるのは徳川しかいないと確信、ついには「自分を殺してほしい」と依頼する。
普通の中学二年生とは違う、「特別な存在」となるために、今までになく斬新な、人々の記憶に残る殺人事件を計画するふたり。クラス内階級を超えて密かに相談を繰り返す。
アンと徳川の不思議な関係の行方は、そして二人で作る事件の結末とは…。オーダーメイド殺人クラブ|辻村深月|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー
2014.3.18

鍵のない夢を見る」(2012.5)
2012年直木賞受賞作

心をぐざっとつかまれて、苦しくなるような気持ち・・

★★★

普通の町に生きる、ありふれた人々がふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる5篇。現代の地方の姿を鋭く衝く短篇集

青春もので知られる著者が、今作ではより経験豊富な年代の人にも読んでもらいたいと読者に委ねる書き方を意識して執筆した[3]。ごく普通の女性5人がふと魔が差して起こしてしまった窃盗や放火といった犯罪をテーマとし[4]、新聞やテレビのニュースで大きく取り上げられることのない町の事件を扱った短編集
鍵のない夢を見る - Wikipedia



2013.7.13

◆「光待つ場所へ

数年前のサイン会で、ある読者の方から「そういえば、あの人のスピンオフは書かないんですか?」と尋ねられました。私のデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』に登場した、彼のことです。『光待つ場所へ』は、人が階段を一段のぼる瞬間、扉を開ける瞬間が見てみたくて書いた短編集です。この機会に、ならば、と思い、彼についても書いてみました。
『校舎』からは数年後。再び、見守っていただければ幸いです。

辻村深月 Mizuki Tsujimura1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒業。
『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。
『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞を受賞。
他の著作に、『凍りのくじら』『スロウハイツの神様』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『オーダーメイド殺人クラブ』『水底フェスタ』、近著に、『ネオカル日和』、『サクラ咲く』などがある。
新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者から熱い支持を得ている。
『光待つ場所へ』辻村深月|講談社ノベルス

2011.7.5(金)
◆辻村深月「ネオカル日和」(2011.11)

ミステリ作家・辻村深月さんの、はじめてのエッセー集『ネオカル日和』(毎日新聞社)

サブカル好きでも知られる辻村さんが、興味のおもむくままにドラえもんやパワースポットなどの『ネオカルチャー』と呼べる場所を取材したルポや、これまでの各誌紙に寄稿したエッセイ、そしてショートショートや短編も特別収録されていて、読み応え抜群のとても楽しい本です。

『ネオカル日和』辻村深月・著 | Noriko Kudoh & Toshiyuki Kudoh "buch"

※私は1980年生まれで2010年春に30周年を迎えたドラえもんと同じ年だ。小学校に上がる年の春以降毎年映画館まで足を運んでいる。私が過ごしたこれまでの春の思い出はすべて、その年年のドラえもん映画と密接に結びついて記憶されているといっても過言ではない・・p10


辻村 深月(つじむら みづき、1980年2月29日 - )は、日本の小説家。山梨県笛吹市出身。

経歴山梨学院大学附属高等学校から千葉大学教育学部卒業。2004年「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。

幼い頃から読書好きで、「シャーロック・ホームズシリーズ」や「少年探偵団シリーズ」などのミステリーから、『ズッコケ三人組』や『クレヨン王国』などのジュブナイル、「悪霊シリーズ」などのホラー小説などを読んでいた。

小学校6年生の時に綾辻行人の「十角館の殺人」を読んで衝撃を受けて以来大ファンとなった。その後、綾辻の作品を読み漁り、何度もファンレターを送り、編集部の厚意で綾辻本人と手紙やメールを交わす間柄となったほどである[3]。ペンネームの「辻」も綾辻から取られた。

デビュー作『冷たい校舎の時は止まる』は、高校生の頃から書き始め、その後大学4年間で書き上げた。かなりの長編であり、この枚数を受け入れてくれること、「十角館の殺人」と同じレーベルから出版されるということを考え、メフィスト賞に応募した。受賞の結果は綾辻本人からの電話で知ったという[3]。同作のヒロインに自分と同じ「辻村深月」と付けたのは、多くのミステリ作家に倣ったためである[3]。

幼少期からのドラえもんやパーマンなどの藤子・F・不二雄作品のファンであり、『凍りのくじら』では各章にひみつ道具の名前を付けるというスタイルをとった。

また、ゲーム好きでもあり、『女神転生』や『天外魔境』のファンである。特に前者からは「絶対的なものがない世界観に衝撃を受けた」と語り、強い影響を受けていることを公言している。

若者の微妙な心情、思春期独特の揺れ動く気持ちを捉えた透明感のある文章が特徴。また、最終的に(紆余曲折で登場人物の不幸があっても)アンハッピーエンドの作品はほとんどない。作品同士で登場人物がリンクしており、これは、手塚治虫のスター・システムや藤子・F・不二雄の世界観のリンクの影響を受けている。

高校生の17歳の時に、自宅から埼玉県の書店までファンの京極夏彦のサイン会に友人と2人で出かけた。個人的な初めての遠出の外出で服を買い替え、お金も多めに持ち、違反だが思わず握手した。帰りは「かっこよかったね」と2人ではしゃいだ。
千葉大学に進学したのは、ミステリ研究会があったからだと発言している。
『凍りのくじら』以降、装画をたびたび担当しているイラストレーターの佐伯佳美は大学時代からの親友で、デビュー前から絵をもらったり、「必ずプロになれるよ」と励まされていたりした。
NHKが、直木賞候補作の「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」のNHK BSプレミアムチャンネルでのドラマ化の撮影直前の拒否による損害で、辻村深月の著作権管理委託者の講談社を相手に約5,980万円の損害賠償を求め、2012年6月21日東京地裁に提訴。
 訴状では、講談社は2011年11月制作を許諾。だが辻村深月が脚本チェックしてNHKとも修正の話し合いをしていたが納得できないと撮影開始直前の2012年2月に許諾を取り消した。すでにキャスティングも主演の長澤まさみをはじめとして決まりキャンセル料が発生。脚本も完成、美術製作も終わり、莫大な損害が出たうえ、撮影開始直前の中止は例が無くドラマ制作での信用が低下したと主張している。講談社側は、主人公とその母親の関係の表現方法など「原作の改変が著者の意向に大きく反していたことから、NHKと話し合いを続けていましたが、合意に至らず、ドラマ化を見送りたいと、お伝えした。」とコメントした。
山梨県から直木三十五賞受賞者が出たのは、林真理子以来26年ぶりで、すごい騒ぎになり、笛吹市庁舎には垂れ幕が掛けられた。地元紙「山梨日日新聞」でも、多数の記事や特集も組まれた

2004年 - 『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞受賞。
2006年 - 『凍りのくじら』で第27回吉川英治文学新人賞候補。
2007年 - 『ぼくのメジャースプーン』で第60回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補。
2008年 - 『名前探しの放課後』で第29回吉川英治文学新人賞候補。
2009年 - 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』で第142回直木三十五賞候補。
2010年 - 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』で第31回吉川英治文学新人賞候補。
2011年
『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞受賞。
「芹葉大学の夢と殺人」で第64回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。
『本日は大安なり』で第24回山本周五郎賞候補。
『オーダーメイド殺人クラブ』で第145回直木三十五賞候補。
『水底フェスタ』で第2回山田風太郎賞候補。
2012年
『オーダーメイド殺人クラブ』で第25回山本周五郎賞候補。
『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞受賞

「本の泉」第122回 〜今、注目の作家 辻村深月登場!!〜
「WEB本の雑誌」作家の読書道 第130回:辻村深月さん
posted by りょうまま at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 辻村深月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする