2012年01月08日

新井素子「銀婚式物語」

1/5新井素子「銀婚式物語

『銀婚式物語』新井素子著
2011.11.13 08:28

「銀婚式物語」
 SF作家の著者は25年前に25歳で結婚。そのときのあれこれを当時、「原陽子」という分身に託して面白おかしく脚色したユーモア小説の快作『結婚物語』を著している。あれから25年。銀婚式を迎えた当日に、専業主婦で作家の陽子さんが回想する「25年分」を再びユーモラスに綴(つづ)ったのが本作だ。

 〈勿論(もちろん)。〉とか〈そして。〉とか〈んで。〉といった短すぎる1行をポンポン挟んで進む新井素子流の、まったく肩の凝らない文体に身を委ねる25年分の時間旅行(という意味ではSF?)。460ページにわたって面白エピソード満載だが、とりわけ猫好きと本好きにはたまらない。他人事と思えない。『結婚物語』も今回文庫化された。(中央公論新社・1890円)

【書評】『銀婚式物語』新井素子著 - MSN産経ニュース

新井素子(あらい もとこ、1960年8月8日 - )は日本の女性SF作家である。ライトノベル作家の元祖ともみられている。夫は、書評や文庫解説などを手がけている手嶋政明。日本SF作家クラブ会長。日本推理作家協会会員。

東京都練馬区生まれ。両祖父、両親が共に講談社に勤めており、実家にも大量の本があったため、幼い頃から多くの本に接して育った。

1977年、東京都立井草高等学校2年生のときに、第一回奇想天外SF新人賞に応募した『あたしの中の……』が佳作入選。審査員の星新一が絶賛し一等に推したが、小松左京や筒井康隆が文体に違和感を覚え反対したため佳作となった。星は入選決定後に、新井素子の父が東京大学農学部での同級生だったことを知った。また、新井も星のファンであり、初めて読んだSFが星の『妖精配給会社』。星の著書「未来いそっぷ」の解説文も書いている。

高校2年という若さでの受賞及びデビューは文学界にも衝撃を与え、『ふぁんろーど』 の特集などで「SF界のプリンセス」と称された。北野勇作や久美沙織ら同世代の作家に強い影響を与えたといわれている。

立教大学文学部ドイツ文学科に進学しながら作家活動を続け、1981年に『グリーン・レクイエム』で第12回星雲賞日本短編部門受賞、1982年、『ネプチューン』で第13回星雲賞日本短編部門受賞。1999年『チグリスとユーフラテス』で第20回日本SF大賞を受賞している。

デビューがSF誌『奇想天外』だったこともあり、暫くはSFを中心に執筆していたが、1980年には学生向け雑誌『高一コース』で『星へ行く船』を連載し、また集英社文庫コバルトシリーズ(コバルト文庫)から『いつか猫になる日まで』を上梓するなど、活動の場をジュニア小説へも広げた。

同時代の口語表現を積極的に取り入れ、一段落を「が。」の2文字で終わらせて改行するなど規範を大きく逸脱した文体は、「新口語文」(高橋源一郎『ラカンのぬいぐるみ』)、「第2の言文一致運動」と評価された。当時の口語表現を文体に反映した端的な例として、一人称「あたし」、二人称「おたく」という砕けた人称代名詞を多用したことなどが挙げられる。

デビュー直後の『毎日新聞』インタビューで「マンガ『ルパン三世』の活字版を書きたかったんです」と述べたことから、当初その文体はマンガやアニメとの関係で論じられることが多かったが、この発言自体は記事を書いた記者の曲解によって発生したもので、本人の発言意図と乖離したものであることが判明している[1]。その後の本人の発言ではアニメやマンガの影響下で出来上がった文体でないことが語られている。本人によれば影響を受けたのは小林信彦の、女の子の主人公の一人称口語文体の小説『オヨヨ島の冒険』であり、自分の文体を作ろうと思い立った中学一年生の時、『オヨヨシリーズ』を読んで感じた「会話の妙」と「間」を手本としている[2]。

新しい世代の言語感覚による「文章で書いた漫画」であると指摘されており[要出典]、後の作家に対する影響力は無視できない[3]。このように、新井素子の文体は後のライトノベル文体に少なからず影響を与え、元祖的もしくは雛形的存在と称されることもある。

作品傾向としては、20代前半までは同年代の女性を主人公とするSF小説が主だった。25歳で結婚後は、自らの結婚体験を元にした『結婚物語』などのコメディや、『おしまいの日』などのサイコホラー小説のような新たなジャンルにも挑戦した。また、自身の不妊体験を下敷きにしたかのような「産むということ」や「不妊ということ」「女性というもの」について独特の視点に基づいた小説を発表するなど、執筆活動の幅を拡げていった。そして文体は当初ほど過激でない一般的なものに近づいている。

身近に起こった出来事を明るく軽妙に綴るエッセイでも知られる

新井素子 - Wikipedia
posted by りょうまま at 05:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 新井素子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする