2011年10月13日

小池昌代「タタド」

10/12〜小池昌代「タタド」2007年7月、第33回川端康成文学賞受賞

「あとでまた交代しましょう」「ええそうしましょう」

海辺の家に集まった男女4人、倦怠とあまやかな視線が交差してやがて朝が来ると、その関係は一気に「決壊」する。

20年連れ添った夫婦とそれぞれの友人。50代の男女4人が海辺のセカンドハウスに集まってくる。海藻を拾ったり、夏みかんを齧ったり、あどけないような時間の中に、倦怠と淡い官能が交差して、やがて「決壊」の朝がやってくる・・

川端賞受賞作「タタド」、海辺で夫を待つ女と、風、砂、水、光による浸食を描く「波を待って」、同級生夫婦の家での奇妙な住み込みの仕事を描く「45文字」。

全3篇収録の傑作短編集

小池昌代(こいけ まさよ、1959年7月17日 - )は、日本の詩人、小説家、立教大学文学部特任教授。

東京都江東区深川に生まれる。江東区立明治小学校・江東区立深川第二中学校・東京都立両国高等学校を経て(石田衣良と同級生)、津田塾大学国際関係学科卒業。
1989年、林浩平、渡邊十絲子とともに、詩誌『Mignon』創刊。投稿により第6回ラ・メール新人賞受賞。
1995年、『音響家族』創刊。
1997年、詩集『永遠に来ないバス』で第15回現代詩花椿賞受賞。同書で第5回萩原朔太郎賞候補。
2000年、詩集『もっとも官能的な部屋』で第30回高見順賞受賞。同書で第7回萩原朔太郎賞候補。
2001年、エッセイ集『屋上への誘惑』で第17回講談社エッセイ賞受賞。詩集『夜明け前十分』で第9回萩原朔太郎賞候補。
2002年、石井辰彦、四方田犬彦をメンバーとする『三蔵2』に参加。
2004年、小説集『感光生活』で第24回野間文芸新人賞候補。
2005年、片岡直子による文章、「インスピレーションの範囲―小池昌代さんの『創作』をめぐって」(『文學界』11月号)により、小説作品のオリジナリティに対し疑義を唱えられるが、片岡の文章は被害妄想としか考えられず、最後に自分からの手紙から着想した文章を小池が書いていると仄めかすなどおかしなものである。
2007年、詩集『地上を渡る声』で第2回三好達治賞候補。小説「タタド」で第33回川端康成文学賞受賞。
2008年、詩集『ババ、バサラ、サラバ』で第10回小野十三郎賞受賞。
2010年、『コルカタ』で第18回萩原朔太郎賞受賞。

作品リスト

詩集
水の町から歩き出して(1988年10月、思潮社)
青果祭(1991年、思潮社)
永遠に来ないバス(1997年3月、思潮社)
もっとも官能的な部屋(1999年6月、書肆山田)
夜明け前十分(2001年6月、思潮社)
雨男、山男、豆をひく男(2001年12月、新潮社)
小池昌代詩集(2003年12月、思潮社現代詩文庫)
対詩 詩と生活(四元康祐との共著、2005年10月、思潮社、ISBN 9784783721109)
黒雲の下で卵をあたためる(2005年11月、岩波書店、ISBN 9784000226158)
地上を渡る声(2006年4月、書肆山田、ISBN 9784879956682)
井戸の底に落ちた星(2006年11月、みすず書房、ISBN 9784622072560)
ババ、バサラ、サラバ(2008年1月、本阿弥書店、ISBN 9784776804536)
コルカタ 思潮社、2010 

小説
感光生活 筑摩書房、2004 のち文庫 
ルーガ(2005年11月、講談社
裁縫師(2007年6月、角川書店
タタド(2007年7月、新潮社)のち文庫 
タタド(『新潮』2006年9月号)
ことば汁 中央公論新社 2008.9
転生回遊女 小学館、2009 
怪訝山 講談社、2010
木を取る人(『群像』2004年4月号)
あふあふあふ(『群像』2006年5月号)
怪訝山(『群像』2008年2月号)
弦と響 光文社、2011     
黒蜜 筑摩書房、2011

エッセイ
屋上への誘惑 2001年3月、岩波書店、のち光文社文庫、ISBN 9784334743680
通勤電車で読む詩集 NHK出版・生活人新書、2009 
翻訳絵本 [編集]
ゆきがふりはじめたら(2001年10月、講談社)
おおきなきかんしゃちいさなきかんしゃ(2003年4月、講談社)
どうしたの(2003年12月、あかね書房)
それいけしょうぼうしゃ(2004年5月、講談社)
森の娘マリア・シャプドレーヌ(2005年5月、岩波書店)
どうぶつたちのオーケストラ(2005年8月、講談社)
まんまるおつきさまをおいかけて(2005年10月、福音館書店)
かかし(2007年4月、ゴブリン書房)

小池 昌代 オフィシャルサイト

小池昌代 - Wikipedia
ラベル:小池昌代 タタド
posted by りょうまま at 06:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 小池昌代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする