2020.11.16
更紗 9歳小4.佐伯文19歳大学生。・・6月から8月2か月間ともに過ごした。15年ぶりに再会した二人は・・と
面白く夢中で読んでいたのだけど、ちょうど半分のところで、物語の背景には育児放棄性暴力DVストーカーなど。。があるのだが、これらを小道具にして、おとぎ話とも感じられるような物語が作られていることにすごく嫌な気分になってしまった・・後半は更紗の骨太な部分も出てきて成長物語としても読めるけど、なんだかもやっとしたまま読了
◆「事実と真実は同じではない。ひとつの物ごとに対する主観と客観は大きく違うことがある。出来事にはそれぞれの解釈があるだけだ」
◆「私はひとりになったけどそれが何ほどのことか。誰かと一緒にいてもわたしはずっとひとりだったじゃないか」
家内更紗 9歳小4.佐伯文19歳。・・6月から8月、ともに過ごした・・結果は誘拐事件となり、更紗は児童養護施設で高校卒業まで過ごし、24歳に今、恋人の亮くんと暮らしている。更紗は文のことを忘れたことはない。「優しい人、教科書みたいに全部がきちんとした人、細くて長くて白いカラーの花みたいな人(p84)」「おばさんの家に帰るくらいなら、死んだほうがマシだった。文のうちはとても安全で居心地が良かった p86」 15年たって 「ねえ文、あなたは今どうしてる?」
p97「
凪良 ゆう(なぎら ゆう)は、日本の小説家。滋賀県生まれ。もともとは漫画家志望だったが[1]、「銀河英雄伝説」の二次創作にはまった[2]。執筆活動に入ってからは、ボーイズラブを10年以上書き続ける一方で、ボーイズラブ以外の作品も執筆している。一貫しているのは「どこまでも世間と相いれない人たち」を書いてきたことだという[3]。
2006年、「小説花丸」に掲載された中篇「恋するエゴイスト」でデビュー[4]。2007年、『花嫁はマリッジブルー』が初著書となる。2020年、『流浪の月』で第17回本屋大賞を受賞[5]
作家の読書道 第214回:凪良ゆうさん
引き離された男女のその後の時間を丁寧に描く『流浪の月』が大評判の凪良ゆうさん。もともとボーイズラブ小説で人気を博し、『神さまのビオトープ』で広い読者を獲得、新作『わたしの美しい庭』も好評と、いま一番勢いのある彼女ですが、幼い頃は漫画家志望だったのだとか。好きだった作品は、そして小説を書くようになった経緯とは。率直に語ってくださっています。