2020年11月29日

「犯罪小説集」「恋愛」吉田修一コレクション

2020.11.29 日

CIMG3674.JPG114.犯罪小説集

p5〜 青田Y字路

p95〜 曼珠姫午睡

p165〜 百家楽餓鬼

p233〜 万屋善次郎

p299〜 白球白蛇伝




CIMG3561.JPG  吉田修一コレクション「恋愛


2020.10.20〜

1・最後の息子 p7〜47 1997年

p11愛されるのは簡単、愛され続けるのが至難の業なのだ

僕は閻魔ちゃん(美容師)を愛していない

閻魔ちゃんは毎日酔っている、そして宣言する「私たちは私たちの国をつくるのよ、戦いのない国」

p23僕が付き合った彼女佐和子の話「僕がエンストした車だとしたら佐和子はブレーキが壊れた車」、、次へ次へ上へ上へと目を向けている

僕は長崎出身、右近にだけ言っていたけど詩を書いていた

p25憧れだった右近「神秘的で鍵穴から覗く部屋の印象」退廃的雰囲気、執着心のなさ。朋子はつかみどころのない右近を愛していた・・・退廃はセックスに溺れていた結果だし、執着心の無さももう一つの世界では愛されようとしていたわけで神秘性などひとつもなかった

p28父はただ強く母はただ美しいだけ。結局ぼくは、そんな古臭い家庭に育った息子なのだ (泣きたくなった・・)

p30閻魔ちゃんは試そうとしているのはなく裏切られてみたいのだ。ドラマチックな出来事に飢えている。そう思い当たると自分が情けないジゴロのように思えた。「あなたは役割を果たしていないのよ」と言われている気がした。愛人の裏切りを克服することで愛の確証を得ている。・・寂しがりやの閻魔ちゃん

p32閻魔ちゃんに嫌われたいのなら「ぼくは詩をかいています」といえばいい、嫌われたくないからこそ「邪魔だどけ」と叫ばなければならない。閻魔ちゃんのような人が縋り付くのは探偵小説を読む僕であって(社会とのつながり)詩集を読む僕ではない

p33自分たちを馬鹿にしているのが自分たちなのだ

※※

2.グリーンピース p48〜85 1998年

僕・・・失業中 寝たきり入院中の祖父がいる。
千里・・プロジェクトの責任者を任されるようなバリバリ

鷹野さん
椿さん

千里が用意してくれたグリーンピースを壁になげつけ喧嘩がはじまり、千里は出ていく・・鷹野さんはじめ僕の友人たちと寝ようとしている
僕は椿さんを誘うが椿さんは応じない。僕千里鷹野さん椿さんの4人で食事をしようと計画する。千里の家で料理を作る僕。出来上がりが遅いので帰宅する椿さん鷹野さん。僕と千里は大量の酢豚を食らう・・

意味不明、わけわからない・・のが恋愛なんだな。相手のことを思っているようでして、実は自分中心の思考と行動・・恋愛なのだ


2020.10.21

3.日々の春 P88〜P94 2001年 
新入社員の立野くんは酔うと昔の彼女の話をする。。。

4.24Pieces P96〜p98

5.春、バーニーズで p100 〜 p108
筒井は息子文樹の入園式用に切る服を購入するため妻に連れられて新宿に来た。そこで10年近く前に一緒に暮らしていた人を見かける。・・p106「うんざりするほど誰かに愛されたことのある人間は。うんざりするほど誰かを愛するすべを身に着けるのかもしれない」

5-1.パパが電車を降りる頃 9109〜P110
筒井と息子文樹(は妻瞳の連れ子)

5-2.夫婦の悪戯 p120〜p130
筒井と妻瞳の物語
筒井は瞳に昔オカマバーのママと暮らして食わせてもらっていた時期があるといい、瞳はオジサンに体を売ったことがあるという

5-3.パーキングエリア p131〜140
高校生2年生の筒井。修学旅行先の日光で高校入学祝いに買ってもらった腕時計を置き忘れてきた。
ある日、筒井は会社に行くことをやめて東北自動車道にのった。

最後、日光のホテルから妻に電話して戻ることを伝える・・妻は黙ったホテルの部屋をとり、初老のボーイに筒井を部屋へ案内する・・

※つまらん!!妻できすぎ、嫌み、へどがでる・・とまず思う。・・筒井も幼稚、会社さぼるな・・そういう気持ちはわかるけど。

5-4楽園 p141〜P145
p145 彼女が僕と違う時間を生きるようになって2年。僕の時間が打ち寄せる波だとすれば、彼女の時間は遠く水平線へ消えてゆく白いヨットだ

6.愛のある場所 p148〜p156

私、就職して5年目、サトルに振られた時期、閻魔ちゃんと出会った。そして閻魔ちゃんの店でケンジと出会った。3か月後同棲、ケンジは実家のガソリンスタンドを閉めてほしくないと送金を続けている。・・サトシからやり直したいと連絡があった。身勝手な男、愛を忘れられない私。閻魔ちゃんが言っていた「悔しさと恋愛しているときの気持ちは似ている。キーっとなっているところ」私は全然違うと思いたかった。愛あるところは穏やかな場所であると。

7.愛を誓う P158〜p166

閻魔ちゃんと知り合って20年の時が流れていた。閻魔ちゃんの店で筒井は同じ年の真希と会い一夜を過ごした。
ハイヒールを履く瞳に筒井は手を差し出した。
p160「文樹が2歳のとき瞳と結婚した。文樹を自分の息子だと思って育ててきた。しかしそれが口先だけのことだったのだと、この入院で気づかされた。なぜならこの時筒井は、文樹の代わりになら自分は死ねるといとも簡単に思えたのだ

2015年、真奈美と優菜の結婚式の話・・P166「する、しない」の立場にいる人は「できる、できない」の立場にいる人の哀しみなど想像しないのだ。

7.六丁目の角で p168〜P174 雅司「なんだよ、つまんねえ話ばっか」 かつてイケメンだった雅司は3年前に広告代理店営業職を辞めてからツイてない42才。閻魔ちゃんはいう p170「あんた更年期よ、女とおかまは、昔私モテたのよ。ノンケの男は 昔悪だったんだよって話を始めるのよ」。。ついてないなあと考えていると閻魔ちゃんの話を思い出す
p173「嘘ってさ、人を遠ざけるのよ。あんたがこっちの世界で嘘つかなかったら大丈夫よ。こっちでも嘘つき始めたら・・誰もいなくなる、寂しいどん底へ逆戻り」

8.「愛住町の女」p176〜P185

律子
夫博司・・小野構造株式会社社長

一人娘千鶴が社員の相楽に恋をしている。千鶴は大学卒業後、広告代理店に就職、1年で辞めて2年ロンドン留学ののち、父親の会社を手伝っている。相楽には妻子がいる。
律子は仕事帰りに一杯飲みに行く。。。閻魔ちゃんとの出会いがある・・

9.「女たちは二度遊ぶ」p188〜

どしゃぶりの女」ユカは炊事洗濯掃除なにもしない女だった・
殺したい女」「自己破産の女」「泣かない女」「平日公休の女」他etc

10.「ひなた」p282〜p411


※※※

閻魔ちゃんが経営している新宿2丁目のバーでのいろいろな愛のお話と愛についての考察。
posted by りょうまま at 17:56| Comment(0) | 吉田修一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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