2020年08月26日

WIRED  SFがプロトタイプする未来

2020.8.25 火 CIMG3454.JPG

WIRED  SFがプロトタイプする未来  プロトタイプって何??から始まり、もう読み進めるのが大変・・
コロナ終息・・するか不明・・だけど、コロナ渦で 今までの概念や行動がもはや通用しない、見通しのきかない新しい世界がやってきた・・これからの世界はどのようになっていくんだろうと、SF作家の方々に執筆してもらったという7編の短編が納められた雑誌

ありうる未來を準備(=プロトタイピング)した7編

プロトタイピング・・実働するモデル(=プロトタイプ)を早期に製作する手法及び過程

SFは読んだことがほぼないのでまあ大変(言葉をしらべつつ読んでいる)だけどとても興味深く面白く読み進めている

@p24〜 藤井太洋さん 「滝がながれゆく」 2030年代新しい感染症出現のたびに封じ込めのための外出制限がかかる東京から父の故郷の奄美大島に移住したVR作家・・・

藤井太陽さんというのは 2019年に吉川英治文学新人賞を受賞しているSF作家 

さて続きを読もう・・主人公は斯波紫音 2020年私立大学入学、2030年奄美大島在住、腕には抗体ワクチンのタトゥがある、コロナ三種、ライノウィルス3124抗体 HFMD30

2020年、急性呼吸器症候群COVID-19 大隔離とワクチンのおかげで収束後は 主要な交通手段が 船になった。
飛行機は世界各地で大小さまざまな伝染病が発生するたびに運航を停止する。2020年 感染初期は、感染者を運んでくるのは船だと悪者にされたが、手の付けられない速度で感染を広げたのは空路による移動だとされていた

◎ワクチン開発のために急速に発達した遺伝子編集技術 仮想空間イベント VRステージ設計

◎p24◎コンビニで刻印してきた抗原抗体反応証明書=抗体タトゥ

◎p25 ウィルスの遺伝情報から抗原タンパク質を読み取って無毒化されたアデノウィルスに移植してワクチンを開発する

世界中で使われるようになった中国風挨拶・・・拱手

斯波さんは仕事に行き詰まると、森に入る。現実を実感するために。

p27 隔離のおかげでインターネット配信が増え過去の名作が人気

遺伝子編集企業(ペンジェン)

(あらすじ)2030年、マスクは欠かせない、3蜜を避けるのもごく当たり前の日常。新しい感染症の流行には新しい交代ワクチンを投与しタトウとなってワクチンを持っていうというサインになる。斯波紫音、2020年私立大学入学し、ほとんどをオンライン授業で楽しいことも少ないまま卒業し、VR作家となった。新しい感染症出現のたびに封じ込めのための外出制限がかかる東京での生活に嫌気がさし、父の故郷の奄美大島に移住してきた。仕事に生き詰まったりしたときはキャンプ道具をかついで森へでかける。斯波紫音が1週間仕事をしようとやってきたキャンプ地には先客がいた。夫婦と5歳の子供のユアン一家・・彼らには奇妙な点があるように感じられた・・

(感想)
。単一作物植民地やら遺伝子編集技術やら。。もう言葉のわからなさにしんどさを感じながらも辛抱強く読んだ先は・・びっくりすることばかりだが嫌な読後感はなかった。。リチャードとメアリー夫妻には幸せに暮らし続けてほしいと思うのみ・・最後の文章は「ここから始まる」・・

コロナ禍前の世界には戻れないことを受け入れ、マスクをいつもつけ手指消毒を徹底し3蜜を避ける生活を主体的に続けていこう、そこから新しい世界をどう生きていくか、見えてくる気がする



★★★

Ap43〜「RNAサバイバー」 柞刈湯葉 

RNA・・リボ核酸ウィルス サバイバー・・生き残った人、生存者、逆境に泣けない人


いすかり ゆば)は、日本のSF作家、生物学研究者[1]。福島県出身[2]。2016年、イスカリオテの湯葉名義で小説投稿サイト「カクヨム」に連載した「横浜駅SF」が、第1回カクヨムWeb小説コンテストSF部門で〈大賞〉を受賞し、同作がKADOKAWAより書籍化され、作家デビューした[3]。大学勤務の任期あり生物学研究者で大学教員のため、休日に小説を書く兼業作家であった[4]が、任期切れのため専業作家となった
https://yubais.net/

柞刈湯葉@yubais


(あらすじなど)p45〜

世界中のひとがマスクをつけている、SNSアイコンも顔写真の使用率が徐々に減っている。顔を見えなくても、個人認証がデジタル化されているので顔が見える必要性は減っている、文化というものは思ったより簡単に変わる、握手、ハグはしない・・火葬OKなど西洋社会の伝統もバタバタと切り替わっている、自宅で靴を脱ぐ習慣も現れてきているらしい
外国人との会話での英訳などは、翻訳サーバーを経由して、イヤホンから流れてくる

すでにDNAに駆逐されたといわれているRNAワールドの生き残りを確認するために、アルゼンチンペタニア島にきたRNAウィルス研究者の安藤さん(女)

p43〜A柞刈湯葉さん作「RNA生存者(サバイバー)」RNA研究者安藤さん、アルゼンチンでの学会帰りニューヨーク空港が封鎖されて足止めされたので暇つぶしにRNAワールドの生き残りがいるかもと言われているアルゼンチンペタニア島で過ごした2日間に感じたことは??・・最後の文章は「変化しないと世の中はわたっていけないのだ」

Bp55〜 上田岳弘さん(おおお知ってる!!ニムロットで芥川賞とった人、読んでみたけどよく理解できなかった・・('ω')・・「愛について

上田 岳弘(うえだ たかひろ、1979年2月26日 - )は日本の小説家。兵庫県明石市出身。兵庫県立明石西高等学校を経て[1]、早稲田大学法学部卒業[2]。大学卒業後、法人向けソリューションメーカーの立ち上げに参加し、その後役員となる[3]。
2013年、「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞しデビュー[4]。
第28回三島由紀夫賞の選考において、又吉直樹著『火花』(第153回芥川龍之介賞受賞作)との決選投票の末に、「私の恋人」への授賞が決定[

朝日新聞紙上での松浦寿輝と鴻巣友季子との対談「ノーベル賞を語り合う」において、両氏が上田の名前を挙げ、中でも松浦は「卑近な現実から離陸して、観念の高みまで想像力を飛ばそうという意気込みが感じられ」るとし、その作風を評し「新超越派と名付けた」ことを明かした。

2016年、国際文芸誌〈Granta〉日本語版にて「Best of Young Japanese Novelists 2016」に選出される[7][8]。

2017年、小説「キュー」を、雑誌「新潮」とYahoo! JAPANスマートフォン向けサイトで同時連載開始[9][10]。

2018年、第68回芸術選奨新人賞受賞作『塔と重力』を原作として、オフィス3〇〇40周年記念公演『肉の海』(脚本・演出:渡辺えり)が本多劇場で上演される[11]。

2019年、「ニムロッド」で第160回芥川賞を受賞。

人生で影響を受けた本として、村上春樹『風の歌を聴け』、ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』、カート・ヴォネガット『タイタンの妖女』を挙げている[12]。
同じように経営者と作家の二足のわらじを履く加藤秀行、小佐野彈とは交友がある。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E7%94%B0%E5%B2%B3%E5%BC%98

上田岳弘 前編「有無を言わせぬ一貫した法則のもとに」
太陽・惑星 上田岳弘著 多様な人間関係を描く2014/12/19付
純文学とSFの衝突から生まれた超新星――上田岳弘『太陽・惑星』大森望
上田岳弘さんインタビュー

さて・・p54前書きより。。「VRによる世界の再現度が物理世界を超えた時代に人はいかにして愛を選ぶのか」

上田岳弘 芥川賞受賞作『ニムロッド』を語る

あらすじ

テレワークがすっかり浸透した世界。僕はミニマリストの愛との結婚を来月に控えていた。3年ぶりのロックダウンが起こり僕は非物理世界へ移動する。食事のためにはいった中華料理店で管理エージェントに話かけられる。「愛さんはあなたとの人生に何が必要かを考えた結果、物理世界を捨てたいと考えている。愛を最大化するために・・あなたにも決断してもらえないでしょうか」と。さ僕はどうする??



Cp67〜樋口恭介「踊ってばかりの国」 前書きより・・電子通貨に依拠した独立国家の設立は1990年代から繰り返し提唱されてきたアイデアだ。日本政府のパンデミックへの杜撰な対応が明らかになるなか、独立国家をつくるための想像力がいまこそ更新されるべきかもしれない。SF作家樋口恭介が電子国家(郡上八幡国)の未来をプロトタイプする

樋口 恭介(ひぐち きょうすけ、1989年 - )は、日本のSF作家。岐阜県出身、愛知県在住[ 早稲田大学文学部卒[1]。ITコンサルタントとして外資系企業に勤務。
2017年、投稿作「構造素子」が第5回ハヤカワSFコンテストで〈大賞〉を受賞し、作家デビューした。2018年、「構造素子」で言及したワンオートリックス・ポイント・ネヴァーのアルバム『Age Of』では歌詞監訳を担当している[2]。2020年、エッセイ集『すべて名もなき未来』を晶文社より刊行。また、同年よりスタートアップ企業「Anon Inc.」のCSFO(Chief Science Fiction Officer)を務める。 

樋口恭介 (@rrr_kgknk) - Twitter

すべて名もなき未来

ありうべき未来をめぐる評論集

令和。二〇一〇年代の終わり、二〇二〇年代の始まり。インターネット・ミームに覆われ、フィリップ・K・ディックが描いた悪夢にも似た、出来の悪いフィクションのように戯画化された現実を生きるわたしたち。だが、本を読むこと、物語を生きることは、未来を創ることと今も同義である。未来は無数にあり、認識可能な選択肢はつねに複数存在する。だからこそ、わたしたちは書物を読み、物語を生き、未来を創造せねばならない。ディストピア/ポストアポカリプス世代の先鋭的SF作家・批評家が、無数の失われた未来の可能性を探索する評論集。社会もまた夢を見る。帯文:若林恵(元ワイアード編集長、『さよなら未来』著者)

【目次】

序 失われた未来を求めて

Side A【未来】

A1・音楽・SF・未来ーー若林恵『さよなら未来』を読みながら
A2・ディストピア/ポストアポカリプスの想像力
A3・生きること、その不可避な売春性に対する抵抗ーーマーク・フィッシャー『資本主義リアリズム』
A4・The System of Hyper-Hype Theory-Fictions
A5・暗号化された世界で私たちにできることーー木澤佐登志『ダークウェブ・アンダーグラウンド』
A6・分岐と再帰ーーケヴィン・ケリー『テクニウム』
A7・断片的な世界で断片的なまま生きることーー鈴木健『なめらかな社会とその敵』
A8・亡霊の場所ーー大垣駅と失われた未来
A9・中国日記 2019年7月15日ー7月21日
A10・生起する図書館ーーケヴィン・ケリー『〈インターネット〉の次に来るもの』
A11・宇宙・数学・言葉、語り得ぬ実在のためのいくつかの覚え書きーーマックス・テグマーク『数学的な宇宙』

Side B【物語】

B1・生まれなおす奇跡ーーテッド・チャン『息吹』の読解を通して
B2・物語の愛、物語の贖罪ーーイアン・マキューアン『贖罪』
B3・未完の青春ーー佐川恭一『受賞第一作』解説
B4・明晰な虚構の語り、文学だけが持ちうる倫理ーー阿部和重『Orga(ni)sm』
B5・オブジェクトたちの戯れーー筒井康隆『虚航船団』
B6・苦しみが喜びに転化する場所としての〈マネジメント〉–新庄耕『地面師たち』
B7・批評家は何の役に立つのか?
B8・ホワイト・ピルと、愛の消滅ーーミシェル・ウエルベック『セロトニン』
B9・あいまいな全知の神々、未来の思い出とのたわむれーー神林長平『先をゆくもの達』
B10・エメーリャエンコ・モロゾフーー稀代の無国籍多言語作家
B11・忘却の記憶ーー言葉の壺に纏わる、九つの断章



◇樋口恭介(ひぐち・きょうすけ)
SF作家、会社員。2017年、投稿作「構造素子」が第5回ハヤカワSFコンテストで〈大賞〉を受賞し、作家デビュー。本書『すべて名もなき未来』が二冊目の著書となる。

C p66〜 樋口恭介「踊ってばかりの国」 p75「人というのは大きなエネルギーを必要とするとき踊りのようなものを必要とする傾向があるようです」・・独立国家・群上八幡国の首相ヨウコ・ミキモトは群上八幡政策
金融公団に勤める会社員でサイバー群上八幡国の開発者でもある

D5 p79〜 津久井五月「地下に吹く風 屋上の土」2038年冬、ある恋の物語「クラブに行きたい」付き合い始めて1か月の恋人が言った。感染症の警戒支持がいくつもでてるし位置情報ログは国が管理している。ログ派の僕は「そんなあぶないことはやめてほしい」と僕は言った。感染症抵抗力を自分で管理するスコア派の彼女に嫌われたくない思いから僕は自己改造に取り組みながらクラブに通うようになる・・幼少時から家の中でのみの生活で完結させてきた僕にとって、クラブで様々な人と交わるのは新鮮な体験だった・・
posted by りょうまま at 10:48| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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