2017年08月08日

村田沙耶香「消滅世界」「タダイマトビラ」「ハコブネ」「コンビニ人間」「殺人出産」

2017.8.8

128.「ハコブネ」 再読( ;∀;)

里帆・・なぜ好きなのに、セックスはつらいのだろう,キッチンの男子といる方が心安らぐ
p101・・ツバキは里帆にいう「あなたは典型的な女よ。あなたみたいな人はいっぱいいる。でもみんな受け入れていく。あなたはまだそれができていないだけ。子供だからよ
p109・・千佳子は里帆にいう「既成のものにはまり込むんじゃなくて自分で見つけるんだよ」

「アース」に恋をしている??千佳子・・読後つらい気分だ"(-""-)"





2017.7.15(土

121.「消滅世界」(2015.12」
もし世界からセックスが消えたら『消滅世界』 (村田沙耶香 著)正常も変化してるの。昔の正常を引きずることは、発狂なのよ」
 村田沙耶香さんの新刊長編『消滅世界』の中ほどにこんなセリフが出てくる。これまでもセクシャリティや家族を題材に様々な葛藤を描いてきた村田さんだが、近年はよりSF的な設定を用いた小説にシフトしていた。そんな作品群を象徴するかのような一文だ。
「当たり前と思われている考え方を疑ってみるのが昔から好きだったんです。自分の中で既成概念が覆って、疑い終わった後に世界が変わって見えるのが面白い。新潮に掲載された『生命式』という短編が、そういったタブーに切り込むきっかけとなった作品ですね」
「生命式」では人肉食が普通に行われる世界を作り上げた。さらに一昨年に刊行された『殺人出産』は、10人子供を産めば合法的に人を1人殺せるという設定が話題を呼んだ。『消滅世界』もその流れを汲む作品と言える。そこで描かれるのは「セックスのない世界」だ。
「セックスについての疑問は常に持っていました。人工授精が可能になって処女でも子供は産めるはずなのに、それでも何故セックスをしているのかとか、周囲から性的な知識をまったく教わらなくてもセックスができるのかとか。『消滅世界』にも何カ所かセックスシーンが登場しますが、普段の性描写では使われない言葉で、探り探りセックスをする様子を描いています」
人工授精技術が飛躍的な進歩を遂げたパラレルワールドが舞台。そこではセックスは古風な習慣であって日常的な行為ではない。特に夫婦間でのセックスは近親相姦としてタブー視され、一方で婚外恋愛は普通に行われるなど、まさに現実とは正常と異常の観念が逆転した、不思議な世界だ。
「いざセックスが消えていく世界を書き始めたら、その世界での家族とは何なのか、夫婦が一緒にいる必要性は、と想像が広がっていきました。書く前は予想もしていなかった事まで消えていき、『消滅世界』というタイトルになったんです」
 主人公の雨音はこの世界には珍しく父と母のセックスで生まれた。そのことで母とは対立するが彼女自身もセックスに惹かれている。
「いろんな価値観が出てくる小説にしたいとは思っていました。恋愛はするけどセックスが辛い人も、女同士で生活している人もいる。主人公の母親は一番私たちと近い考え方を持っています。でもそれゆえに、雨音から狂っていると言われてしまうんですが(笑)」


人工授精の技術が発達し、セックスは行なわれなくなった世界――。この世界では珍しく父母のセックスによって生まれた主人公・雨音は、夫の朔と結婚、35歳になったら人工授精を始めるつもりだった。しかし、雨音と朔、互いの婚外恋愛のいざこざから、彼らは男性も妊娠できるという実験都市・千葉を目指すことに。 河出書房新社 1600円+税


2017.1.8(日)

8.「殺人出産」

「トリプル」
p129トリプルの恋は二人組に一人が声をかけるか、一人でいる子に二人組が声をかけるか、どちらかの形ではじまることが多い。
「清潔な結婚」
P170そもそも従来の夫婦でセックスをして子供を作るという考えが古いんです。・・現代では性的嗜好は多様化してきています
「余命」
p193そろそろかなと思ったので準備を始めることにした・・「お客様、そろそろ死ぬご予定がおありなんですか?」・・「はい、明日か明後日を予定しております・・医療が発達し、この世から死がなくなって100年ほどになる。・・私たちはそろそろかなと思ったときに、自分で好きなように死ねるようになった・・

感想・・確かにクレイジーだ( ;∀;)・・しかし「コンビニ人間」は大好きだ

2017.1.7(土)

6.タダイマトビラ2012.3

2016.11.15(火)

ハコブネ2011.11

内容紹介
どうしてこんなにセックスが辛いのだろう……。
自らの性別を脱ぎ捨てたセックスを求める里帆。女であることに必要以上に固執する椿。生身の男性と寝ても人間としての肉体感覚を持てない千佳子。交差しない3人の女性達の性の行方は……。
内容(「BOOK」データベースより)
セックスが辛く、もしかしたら自分は男なのではと思い、男装をするフリーターの里帆。そんな曖昧な里帆を責める椿は、暗闇でも日焼け止めを欠かさず肉体を丁寧にケアする。二人の感覚すら共有できない知佳子は、生身の男性と寝ても人間としての肉体感覚が持てないでいた―。十九歳の里帆と二人の“アラサー”女性。三人が乗る「ハコブネ」は、セクシャリティーという海を漂流する。 ハコブネ | 村田 沙耶香 |本 | 通販 | Amazon
https://www.amazon.co.jp/ハコブネ-村田-沙耶香/dp...


2016.6.13(月)

コンビニ人間」村田沙耶香(文学界2016.6月号)・・・「気がついたんです、私は人間である以上にコンビ店員なんです。人間としていびつでも、たとえ食べていけなくてのたれ死んでもそのことから逃れられないんです、・・」
この手も足もコンビにのために存在していると思うと、自分が始めて意味のある生き物に思えた(抜粋)
・・・主人公の女性はコンビニを愛している。・・うまく世間とかかわることが難しい人にとって

村田 沙耶香(むらた さやか、1979年 - )は、日本の小説家、エッセイスト。
千葉県出身。玉川大学文学部芸術学科芸術文化コース卒業。横浜文学学校にて宮原昭夫に学ぶ
朝井リョウ、加藤千恵、西加奈子ら作家仲間からは「クレイジー沙耶香」[3][4]と呼ばれている。村田本人は「クレイジーじゃない」[5]と否定しているが、西の推薦で出演したBSジャパン「ご本、出しときますね?」(2016年4月29日放送分)では、仕事のモチベーションは「喜」であり、「殺人のシーンを書くのは喜びです」と発言。MCを務めるオードリー・若林正恭に驚かれた
いくつもの文学賞をとった現在に至っても、生活リズムを整えるためにコンビニエンスストアでアルバイトをしている村田沙耶香 - Wikipedia

作家の読書道 第125回:村田沙耶香さん
家族、母娘、セクシャリティー……現代社会のなかで規定された価値観と調和できない主人公の姿を掘り下げ、強烈な葛藤を描き出す村田沙耶香さん。ご本人も家族や女性性に対して違和感を持ってきたのでは…というのは短絡な発想。ふんわりと優しい雰囲気の著者はどんな本を読み、どんなことを感じて育ったのか。読書遍歴と合わせておうかがいしました。・・・「宮原先生のところに通っているうちに、書くっていうことはもっと人間らしいことで、どんなに下手でもとりあえず書き進めていって、それから直すなりしていって成長すればいいと思えるようになりました。今自分は下手だということを受け止めて、まずは書き終えることをしよう、と。肩の力が抜けたんだと思います。小説を書くことはすごいことであるとも思いますが、もっと人間らしい、柔らかいことでもあるんだと思えたんです。そこに通ってきているのが、プロを目指している方ばかりではなくて、定年を迎えたので小説を書いてみたいといったような、柔らかい気持ちで通ってくる人がいっぱいいらしたんです。それで小説を書くことはもうちょっと生活とくっついたものだと思えた気がします」。・・・・村田:普段ぼーっとしているなかでも、ささくれのようなものがあるのかもしれません。自分はちくっと感じただけですんでいるんですが、書き始めると、主人公にとってはささくれではすまなくて、傷口になってそこからドロドロしたものがあふれてくる感じです。自分のなかには欠片しかないものが、主人公にとってはものすごく大きなものになる。女性の性に関しても、私は初潮を楽しみにしていたくらいなので違和感はないんですが、それでもちくっと嫌な気持ちを感じることがある。それが、書いて手の作業をしているうちに、主人公の身体中で寄生虫のようにぶわーっと膨らんでいく気がします。それをとことん書くのが好きなんだと思います。。。。。作家の読書道 第125回:村田沙耶香さん


“鳥肌が立つ”小説! 劇作家おすすめの村田沙耶香の話題作とは? [T-SITE]
生きることになぜ恋愛が必要なのかを考える3冊を読書家の著名人がご紹介。教えてくれたのは、演劇作家で劇団「マームとジプシー」主宰・藤田貴大さんと、ライター、ブックカウンセラーの三浦天紗子さんです。
≪藤田さんおすすめ!≫
■『消滅世界』村田沙耶香
人工授精が飛躍的に発達し、生殖と快楽が分離した世界。ここでは夫婦間のセックスは近親相姦としてタブー視され…。未来を予言する衝撃作。「恋愛そのものがなんなのか、悩ましいわけだけれど、これを読むと、恋愛の先の先までわからなくなる。なので、この本はいわゆる恋愛小説よりも恋愛を描いているように思ったし、ここで描かれた性とは、生殖とは。とんでもない真実のようで鳥肌が立った」。河出書房新社 1600円
posted by りょうまま at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック