2014年12月31日

石田衣良「北斗ある殺人者の回心」(2012年)

2014.08.13(水)

・・鼻水と涙を流しながら読了・・
2014年の一番になるかもしれない・・

回心・・・

あるきっかけで,従来の生き方を悔い改め,新しい信仰に目覚めること。宗教的思想や態度に劇的な変化が生じ,それまでの分裂・葛藤状況が解消し,統合された新たな自我が生まれる体験。 「一七歳の時に−しキリスト教徒になった」 〔「えしん」と読めば,邪心を改めて仏の正道に帰依するという意味〕
@心を改めて,仏道にはいること。改心。
A小乗の信仰を改めて,大乗を信ずること。
B浄土真宗で,自力の信仰を改めて他力を信ずること。 回心 とは - コトバンク

キリスト教で、罪のゆるしと洗礼によってひきおこされる、心の大きな転換かいしん【回心】の意味 - 国語辞書 - goo辞書

回心(かいしん、英: conversion)は、神に背いている自らの罪を認め、神に立ち返る個人的な信仰体験のことを指す。日本語訳の「回心」は仏教用語の「回心(えしん)」の流用または誤用である。回心(かいしん)は他の宗教での類似の体験について一般的に用いられることもある[1]。回心 - Wikipedia

111.石田衣良「北斗ある殺人者の回心

孤独な殺人者ができるまで。衝撃の青春小説
両親から壮絶な虐待を受けて育った少年、北斗。初めて出会った信頼できる大人を喪ったとき、彼の暴走が始まる……。孤独な若者の内面に深く切り込む、著者渾身の長編問題作。

内容(「BOOK」データベースより)

幼少時から両親に激しい暴力を受けて育った端爪北斗。誰にも愛されず、誰も愛せない彼は、父が病死した高校一年生の時、母に暴力を振るってしまう。児童福祉司の勧めで里親の近藤綾子と暮らし始め、北斗は初めて心身ともに安定した日々を過ごし、大学入学を果たすものの、綾子が末期癌であることが判明、綾子の里子の一人である明日実とともに懸命な看病を続ける。治癒への望みを託し、癌の治療に効くという高額な飲料水を購入していたが、医学的根拠のない詐欺であったことがわかり、綾子は失意のうちに亡くなる。飲料水の開発者への復讐を決意しそのオフィスへ向かった北斗は、開発者ではなく女性スタッフ二人を殺めてしまう。逮捕され極刑を望む北斗に、明日実は生きてほしいと涙ながらに訴えるが、北斗の心は冷え切ったままだった。事件から一年、ついに裁判が開廷する―。  Amazon.co.jp: 北斗 ある殺人者の回心: 石田 衣良: 本

『北斗 ある殺人者の回心』著者:石田衣良

定価:1,800円(本体)+税 10月26日発売


連載3年。石田衣良さんにとって、一番長い連載となった本作は、
総ページ512ページという分量も、石田さん作品の中で、一番厚い本となりました。
『娼年』『逝年』『愛がいない部屋』など、集英社でお書きいただいたものは、
恋愛路線のやや軽く読めるもの(と言っても内容が軽いわけではありませんが)が
ほとんどだった中、「デビュー15周年の結論です」というご本人の言葉通りの
重厚な作品です。
「殺人者を丁寧に書いてみたい」と思い立ち、虐待を受け続けた少年が殺人者と
なっていく心理に肉薄した本作のご執筆中は、連載毎回毎回、相当辛かったと
おっしゃっています。
締め切りギリギリまで引っ張っても、数枚しか原稿をいただけなかったこともしばしば。
担当は焦りますが(苦笑)、原稿を拝見すれば、そのご苦労も納得してしまうのでした。
「殺人者は特別ではない人でもなりうる。あなたが北斗だったかもしれない」
ということを胸に置いて、この本を読んでほしい、とは石田さんからのメッセージ。
決して、軽やかに読める作品ではありません。
読み進めるのが辛いこともあるかもしれません。
けれど、読後に残るものをぜひ味わっていただきたい渾身作です。

(担当K)
『北斗 ある殺人者の回心』石田衣良|担当編集のテマエミソ新刊案内|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー

寒空の下で北斗少年がふと抱きついた自動販売機は、自分への虐待を繰り返す両親より温かい。何という心の極北だろう。長じて救い出された彼は、初めて愛してくれた里親を失意のまま死なせた男を殺すと決意する。しかし成り行きから、別のふたりを手にかけてしまう。罪なくして未来を断たれた犠牲者とは別に、ほんとうの被害者は誰かという問いが、物語の底流に横たわる。繰り返し描かれるのは、純粋なものの恐ろしさだ。抜き身のように研ぎ澄まされた心がかち合うところに、恐怖と暴力が扉を開く。だが、曇りがないからこそ、光をあてれば曲がらずに届くこともあるかもしれない。そのことへのかすかな期待が余韻を残す。
    ◇
 集英社・1890円書評:北斗―ある殺人者の回心 [著]石田衣良 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

石田 衣良(いしだ いら、1960年3月28日 - )は、日本の小説家。本名は石平庄一(いしだいらしょういち)。ペンネームの由来は本名「石平(いしだいら)」を分割したもの。

1960年(昭和35年)に、東京都江戸川区出身。姉が2人いる。 子供の頃から大変な読書家で、中学、高校、大学時代には、近所の3つの図書館から毎週4冊ずつ本を借りて読み、それでも足りなくて、文庫本を購入していたという(週刊文春 2010年12月16日号)。

15歳の頃、ハヤカワ文庫や東京創元社のSF・ミステリに熱中し、次々と読破した。特に、アーサー・C・クラークやアイザック・アシモフが好きだった[1]。東京都立両国高等学校では、小池昌代と同級生だった。1978年、成蹊大学経済学部に入学、1983年に卒業した。

大学卒業後はフリーター生活を送っていたが、母親の他界をきっかけに就職を決意し[1]、広告制作プロダクション・広告代理店にコピーライターとして勤務した後、33歳の時にフリーのコピーライターとなる。

36歳の時に7歳の頃からの夢だった小説家になることを決意し[1]、数々の新人賞に応募。1997年、それまで応募したことのなかったミステリーの賞に応募したところ、第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞。そのデビュー作が「池袋ウエストゲートパーク」である。以後、『4TEEN フォーティーン』で第129回(2003年上半期)直木賞を、2006年、『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞を受賞する。同年、映画『LOVE MY LIFE』に出演した。

時事問題や社会的に問題となった事件などに触発されて執筆を決意することが多く、『うつくしい子ども』は神戸連続児童殺傷事件が、『約束』は大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件が、『ブルータワー』はアメリカ同時多発テロ事件が、それぞれ執筆のきっかけとなっている[1]。

2013年8月、雷田四位(らいだしい)というペンネームを使って初の電子書籍限定書き下ろしライトノベル作品『SAKASHIMA -東島進駐官養成高校の決闘』を書籍投稿サイト「E★エブリスタ」で9月11日から半年間連載することを発表した[2][3]。

人物

2006年10月31日、MSN毎日インタラクティブで連載していたコラム「石田衣良の白黒つけます!!」にて、「中国、韓国と仲良くした方がいい? しなくてもいい?」というアンケートを行った。結果として「しなくてもいい」という回答が57.2%と過半数を占めたにも関わらず、「応募しなかった多数のサイレント・マジョリティを考慮にいれて…(中略)…中国・韓国とは仲良くしたほうがいい」と結論付けた。

2012年1月1日、NEWSポストセブンの取材で「今の日本ほど、世界の中で潰れちゃってかまわない国はないかな」「日本が無くなって世界の人が困るのは漫画とゲームが消えることぐらいでしょう」と述べた。

既婚者。息子がいることをTBS系列生活情報番組『はなまるマーケット』内のトークコーナー『はなまるカフェ』で明かしている。小学2年生の息子と一緒にお風呂に入ることや、息子は叶恭子のファンだというトークをした。

日頃の言動に対しては、朴訥、力まない、冷めた、気取った、と様々な評価があり、好みが分かれる。書くテーマは幅広いが、中でも女性の書き方については定評があるという意見もあり、恋愛小説家としての発言も多い。

受賞・候補歴
1997年 - 「池袋ウエストゲートパーク」で第36回オール讀物推理小説新人賞受賞
2001年 - 『娼年』で第126回直木賞候補
2002年 - 『骨音』で第128回直木賞候補
2003年 - 『4TEEN』で第129回直木賞受賞
2006年 - 『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞受賞[5]
2013年 - 『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞受賞

石田衣良 - Wikipedia
posted by りょうまま at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 石田衣良 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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